「打ち上げ花火」の舞台探訪、犬吠埼と飯岡どちらも見るか?
8/18日に公開されたアニメ映画、「打ち上げ花火、上から見るか?下から見るか?」。
Twitterで「君の名は。」と比較してつまらないだとか、オタク向けだとか、いろいろ言及されており気になってしょうがなくなったので視聴しました。
言及通り、1度見ただけではよくわからずもやもやしていたのですが、シャフトの映像は相変わらず美麗で内容はともかく舞台があるのなら探訪してみたい!という気持ちを抱きました。
そして、もやもやを解決する手段を模索して考察等を漁った後に辿り着いたのが原作ドラマ版。
アニメの実写化は数あれど、ドラマのアニメ化は他に例が無いようで普段ドラマを見ない自分にはそこも見る動機になりました。
アニメ版と比較しながら見る原作は、共通点や相違点の発見があり面白く、この物語が何を伝えたかったのかをはっきり理解することができました。
ドラマ版が放送されたのは24年も前の1993年。
自分が生まれる前にこんな作品が存在していたことなんてこのアニメ化が無ければ知り得ませんでした。
そんなこんなでいろいろと思い入れができてしまいました。
毎年夏になると必ず海が見える舞台探訪に行くと決めており、今年はどこにも行けないまま夏が終わってしまいそうだったので滑り込みで舞台探訪に行こうと決めたのでした。
過去記事
2015年
夏!海!海水浴!!きんモザの聖地、御宿町に遊びに行ってきたよ
2016年
「恋になりたいAQUARIUM」の舞台探訪、伊豆・三津シーパラダイスで遊んできた!
High-Touch☆Summerの映像に出てきた下田海中水族館に行ってきた!
アニメ版の舞台は犬吠埼(いぬぼうさき)。
作品のモチーフが、灯台というある程度存在している場所が限られているものだったこと、特徴的な海岸線でネタバレ無しですぐに見つけることができました。
そして、今回は欲張っちゃいます。
灯台を見るだけで1日を潰せるはずがないのでもう一つ程目標が欲しい。
考察を洗う中で、公式サイトのスペシャルトークの中で脚本の大根仁がモテキの中で打ち上げ花火をパロったという話を発見。
これは見逃せない!とドラマ版に続き該当の2話、「深夜高速~上に乗るか 下に寝るか~」をHuluにて視聴。
この話、タイトルのみならず内容がすごい。
作中の登場人物が岩井俊二のファンという設定で、主人公がそれに付き合い「打ち上げ花火」の舞台めぐりをするという内容。
その再現度とにじみ出る作品への愛がすごい!
これを見たら舞台探訪せざるを得ないでしょう!
(それに普通にモテキ自体のストーリーも面白い。)
飯岡灯台をメインに据え、モテキでも出てきた場所を回るという計画ができました
卵が先か鶏が先か、幸運にも2つの灯台の距離はそれほど遠くは無いようで助かりました。
犬吠埼灯台
本命、犬吠埼灯台から先に向かいます。
犬吠埼へは東京駅から早朝急行バスが出ているのでそれを使うのが値段と時間を考えベスト。
車欲しい…。
2時間半2550円でした。
200円を払っていざ横から!
階段の数は99段、螺旋階段はなかなか登る機会が無いのでこれが結構キツい。
こんなところまで見れちゃう。
隙間から灯台のレンズが見えました!
本当にこんな形をしているんですね!
灯台からの景色を360度撮ってみた pic.twitter.com/Ax3Lgoeyrt
— じょうげん (@j_ktwr) 2017年9月5日
灯台の上、結構怖かったです。
灯台の資料館を兼ねておりレンズが展示されていました。
大戦で破損するまで80年間照らし続けていたという初代レンズ。
中の電球はこんなにも小さいです。
あっ、これって終盤のあの…
不思議な模様だと思っていましたがあれも灯台モチーフだったのか!
他にもたくさん他の場所から持ち出されたレンズたちが。
これすごいです。
”回転装置と一体となった一等レンズの全容を見ることができるのは全国で当展示館のみ”だそうです。
動いてる実物まで! pic.twitter.com/qzUzK0DODk
— じょうげん (@j_ktwr) 2017年9月5日
大興奮で動画撮ってきました。
灯台のレンズはフレネルレンズと言うそうで、軽量化しつつ光を正面に反射させる為の構造をしています。
アニメ版のキーアイテムであるもしも玉のモチーフもなっていますので詳しく知ることができて良かったです。
もしも玉グッズが出たら欲しい!
君ヶ浜海岸へ
次は下から見ます。
キービジュアル再現。
うまく撮れて満足!
外川駅へ
銚子電鉄、1時間に一本間隔で来るのが大分先だったので歩いて外川駅まで行くことに。
銚子電鉄の駅名はネーミングライツで全10駅とも変わった名前が付いています。
生き残りを賭けた策のようで、頑張っています。
地元の人の話によるとやはり年々人口が減っているようで悲しい…
観光して応援することしかできませんが頑張って欲しいですね。
ありがとう駅もとい外川駅に到着。
そう、外川駅でのお目当てはこの廃車です。
旧型の扇風機がぶら下がった車両が見たかったのです。
扇風機も何だかフレネルレンズに似ていてシンパシーを感じます。
劇中歌の瑠璃色の地球良かった…。
朽ちた車体からも物語を感じさせられます。
ここでそろそろお昼どきになったので犬吠から出て飯岡に向かう途中の銚子でご飯を食べることに。
紙の切符は何年ぶりだ!?
乗り換えというか、ホーム地続きやん!
到着。
銚子駅のお食事処しんばしにて新橋定食を頂いた。
— じょうげん (@j_ktwr) 2017年9月5日
1500円でこれはコスパ良すぎでしょ!
どうしてもメヒカリの唐揚げが食べたくなって注文しちゃったけどやっぱり多すぎた。
これからまだ歩くというのに…!
でも最高に美味かったから後悔してない。 pic.twitter.com/s8U1VA69k3
メヒカリの唐揚げすごくおすすめです。
飯岡灯台
さて、ここからはドラマ版のロケ地巡りです!
銚子駅から飯岡灯台、まさかのGoogle先生とYahoo!乗換案内どちらも徒歩の案内。
— じょうげん (@j_ktwr) 2017年9月5日
ググっても一切時刻表とかでてこないから千葉交通に直接電話で聞いたらちゃんと路線バスがあるとのこと。
このご時世にそんなのありかよ!
車で来ていない場合、飯岡灯台行くの難易度高いです。
バス停から飯岡灯台までの道、ここは…!
典道たちが通学するシーンの…!
そして飯岡灯台来ました!
飯岡刑部岬展望館からの眺めは最高です。
一息落ち着いて展望台隣の喫茶店でちょこぷれっちょを食べているとそろそろ暗くなり始めてきました。
帰るのにも4時間かかるので早めに動き始めないといけません。
駆け足で残りの場所の回収に向かいます。
なずなが母親に捕まえられてしまうシーンの場所!
こうして24年経っても変わらず残っているのは感動がありますね。
これで最低限見ておきたいところは抑えられたので時間的に帰ることにしました。
足があればプールとか見たいところはまだあったのですが流石に気力も尽きてきました。
今年の舞台探訪も予定通りうまく回れて楽しかった!
また来年も足を運びたくなるような作品と出会えるのを期待してます。